今日はクリスマスイブ🎄🌃
この季節にぴったりのこの絵本を紹介します。
『It’s Christmas, David!』 作:David Shannon 出版社:The Blue Sky Press
クリスマスの時期なると……
デイビッドはみんなに
「ダメだよ、デイビッド!」
「のぞいちゃダメ!」
「盗み食いしちゃダメ!」
と言われてばかり。
それから、それから……?
絵本のあらすじ
クリスマス🎄の時期なると……
デイビッド👦🏼はみんなに
「ダメだよ、デイビッド!」
「のぞいちゃダメ!」
「盗み食いしちゃダメ!」
と言われてばかり。
でもデイビッド👦🏼はクリスマスを前にいたずら心が健在です。色々しでかしてしまうデイビッド👦🏼に、果たしてサンタさん🎅🏼はやってきてくれるのか…!?
やんちゃなデイビッドにハラハラ、ドキドキ!
アメリカ🇺🇸の児童書の賞コールデコット賞🏆やNew York Times Best illustrated Book of the Year📰にも選ばれた『No, David!』のシリーズ本です。
作者はDavid Shannonさん。そうです、この作者の幼少期がヒントになっているようです。やんちゃだったんですね!笑 『No, David!』のシリーズ本は、あえて子どもが描いたような雑な線の絵や文字で書かれています。これは作者が幼少期に描いた絵本がベースになっているためです。
他のシリーズではこの作者はとても柔らかくて温かい、素敵な絵を描いています。絵本作家さんに言うのもなんですが、絵は相当上手です。
絵本のおすすめポイント!2選!
- デイビッド👦🏼のいたずらや失敗に子どもたちは共感できる!
- アメリカ🇺🇸のクリスマス文化を知ることができる!
1. デイビッドのいたずらや失敗に子どもたちは共感できる!
率直にいうと、良い子でいるのって疲れませんか?
最近、子どもたちをみていると「もっと自分の気持ちを言っても良いんだよ。」「たくさんふざけて良いんだよ。」と声を掛けたくなる事があります。
デイビッド👦🏼を見ていると、自分の心に正直に、一瞬一瞬を本気で生きている!そんな感じがします。そんな姿に子どもたちは共感します。そして時々、羨望の目で見ています。「やっちゃいけないって分かっているけど、デイビッド👦🏼みたいにやってみたいな。」そんな気持ちです。
デイビッド👦🏼はいたずらっ子でダメと言われることはたくさんしますが、人に対して意地悪なことはしません。例えば、絵本の中で友達と雪合戦をしている中、近所のうちの窓ガラスを割ってしまうのですが、友達は一目散に逃げていきます。しかし、デイビッド👦🏼だけは逃げずに窓の前に呆然と立っています。私がサンタさん🎅🏼だったらその友達には炭のかたまり🪨を、デイビッド👦🏼にはプレゼントを届けるでしょう。
モールに来たサンタさん🎅🏼にデイビッド👦🏼のクリスマスリストを読み上げ、サンタさん🎅🏼をうんざりさせていますが、これだってデイビッド👦🏼は一生懸命なだけ。ただ、リストは絵本で確認できるだけでも59個あります(なんて欲深い!)しかも、ペパロニピザ🍕から大きなヘビ🐍まで欲しいものの幅がありすぎます。
でも、デイビッド👦🏼って、なんか憎めないキャラクターなんですよね。
2. アメリカのクリスマス文化を知ることができる!
この絵本、楽しいクリスマス🎄のお話かと思いきや、冒頭から怒ったサンタさん🎅🏼の姿と割れたオーナメント、次のページにはデイビッド👦🏼が炭のかたまり🪨を持っている絵から始まります。まさに前途多難な予感……。
絵本の中には、a lump of coalというフレーズが出てきます。
なぜ炭のかたまり🪨かというと、欧米のクリスマス🎄では伝承的にサンタさん🎅🏼さんは「良い子にはプレゼント🎁あげて、悪い子には炭のかたまり🪨を置いていく」という言い伝えがあります。そのため、子どもたちはクリスマス🎄前になると特に良い子にして、サンタさん🎅🏼に炭のかたまり🪨を置いていかれないように行動を改めるのです。
この炭のかたまり🪨についてはあまり日本では知られていませんね。
最後はクリスマスツリー🎄の下にたくさん置かれているプレゼント。
これは子どもたちが「デイビッド👦🏼こんなにプレゼントもらったの?」とびっくりしていましたが、これはサンタさん🎅🏼からのプレゼント🎁だけではありません。
北米では家族間や親戚間でプレゼント🎁を贈り合うので、クリスマスツリー🎄の下には本当にたくさんのプレゼント🎁が並びます。その中で自分宛のタグがついているプレゼント🎁を見つけて開けるのが本当に楽しいんですよね!
外国のクリスマス🎄の過ごし方を学びながら、お家でも少し取り入れてみたりすると、クリスマス🎄への気持ちもさらに盛り上がりますね!
今日は素敵なクリスマスイブ🎄🌙をお過ごしください
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