Thanksgivingってなに?

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すっかり朝晩は涼しくなって秋らしくなってきましたね。
北米では秋といえば…
Thanksgiving Day🦃サンクスギビングデー🦃感謝祭というビッグイベントがあります。

カナダ🇨🇦のサンクスギビング🦃は10月の第2月曜日、アメリカ🇺🇸は11月の第4木曜日です。時期が少しずれているのも面白いですね。10月はハロウィンもあるので、カナダ人🇨🇦にとっては、何かと忙しい月です。

Thanksgivingとは?

サンクスギビング🦃は秋にたくさん食べ物が収穫できるので、それを祝う収穫祭🌽🦃🍠というイメージを持っている方は多いかもしれません。諸説はありますが、サンクスギビング🦃の始まりは実はこんな歴史があるのです。

サンクスギビング🦃のはじまりを要約すると、イギリス🇬🇧から宗教的自由を求めてPilgrims(ピルグリム)と言われる人達がアメリカ大陸にやってきました。新しい土地では作物が育たず、飢饉にみまわれたり、大変な時期を過ごしていたところ、先住民達が農耕を教えてくれたり、現地での狩りを教えてくれ、生き延びることができました。そのことに感謝をしてピルグリム先住民を宴会に招待したのが始まりと言われています。

ただ、歴史的背景からサンクスギビング🦃のはじまりについて異論反論もあり、とてもデリケートな部分でもあります。

では、現在のサンクスギビング🦃はどのような目的で祝われているのでしょうか。私がカナダ🇨🇦で経験した家庭で祝うサンクスギビング🦃の感想は日本のお正月🎍をとっても似ているな!と思いました。滅多に会えない遠くに住んでいる親戚や友達が集まり、みんなでご馳走を囲みます。大きな七面鳥をみんなで分けて食べ、秋の収穫を祝う、そんな感じの宴です。

サンクスギビングの発端がピルグリム達が先住民に感謝の気持ちを表したように、現代のサンクスギビング🦃も家族や周りの人に感謝の気持ちを持ったり、伝える場でもあります。

Thanksgiving Dinnerってどんなもの?

ざっとこんな感じです!
本当に家庭によりますが、私のホストファミリーはテーブルウェアもこだわっていて、こんな感じでした。ナプキンの色をキャンドルの色と統一されていて、本当に燭台にキャンドルも灯して「ザ・外国にキター!」と興奮したものでした。

《Turkey Dinnerの定番メニュー》

  • Roasted Turkey 七面鳥の丸焼き:日本サイズのオーブンでは入らないくらい大きいです。実際はこんな感じのアルミの型に入れてひたすら焼きます!現在のウォルマートカナダのHPを見ると冷凍のターキー🦃が5−9kgでC$20~50ぐらいの値段で売っていました。ターキーは冷凍で売っているので、1日ぐらいかけて解凍し、ターキーの大きさによりますがオーブンで小さいものでは2時間から大きいものではなんと6時間も焼きます!笑 労力〜😭 一度だけ挑戦したことがありますが(ほとんど友達にやってもらった💦)もう作ることはないと誓いました!

  • stuffing スタッフィング:角切りパン、セロリなどの香味野菜をスパイスやハーブで味付けし、ターキーのお腹に入れて一緒に焼いたもの ⚠️私がカナダ🇨🇦にいた頃は、ホストファミリーや友達もターキーのお腹の中にスタッフィングを詰めてオーブンで焼いていましたが、最近は食中毒の観点からスタッフィングは中に詰めずに別々に調理する傾向に変わっているようです。このようなキットを使うと便利です。
  • gravy sauce グレービーソース(ターキーの肉汁に小麦粉・塩・胡椒を入れて作ったソース)
    グレービーソースはローストビーフの肉汁で作るグレービーソースなどお肉によって味が変わります。私はターキーの肉汁で作るグレービーソースが一番好きです。

  • cranberry sauce クランベリーソース:甘酸っぱいソースが不思議とターキーと合うんです!手作りする人もいますが、このような缶詰のものを買うのが一般的です。写真は缶詰の原型を留めすぎですけど笑 日本でも「酢豚にパイナップルは必要なのか論争」がありますが、安心してください。ターキーにクランベリーソースはとても合います!

  • mashed potatoes マッシュドポテト:ターキーのグレービーソースと一緒に食べるのが最高!マッシュドポテトは普段の夕食でも頻出度が高いサイドメニューで、このようなご馳走の時も欠かせない縁の下の力持ち的存在です!美味しくするコツはポイントはバター🧈をこれでもか!ってくらい入れることです。大丈夫です、白いのでカロリーゼロです(サンドウィッチマンの伊達さん参照)

  • pumpkin pie パンプキンパイ:カナダのパンプキンパイは甘さよりもいろんなスパイスがピリッときいていて、日本では味わうことのないパイです。

ここまではTurkey Dinnerといったらほとんどの家庭は良いしている定番メニューです。

ここからが家庭で各々違う、サイドメニュー。

《サイドメニュー》

  • 野菜の副菜 さやいんげん、人参🥕、芽キャベツ、クリームドコーン、ヤムイモ(さつまいも)など

普段は30分で夕飯の用意するカナダ人も、この日は朝から大忙し!そしてクライマックスはケーキ入刀ならぬ、ターキー入刀です!お父さん👨🏻が専用のナイフを使ってターキーを切り分けてみんなに配ってくれます。そして普段はお祈りしない家庭でもこの日はお父さんがお祈りの言葉を捧げたり、挨拶の言葉を述べてからみんなで食べ始めます。そうです、お父さん👨🏻が一番いいところを全部かっさらっていきます。

最後にそれぞれのお皿に料理を取り分けるとこんな感じになります!

メインディッシュのターキーの味はとても淡白です。
しかも6時間もオーブンで焼いているからパッサパサ!笑
だけど、美味しんです。スタッフィングと一緒に食べて、グレービーソースクランベリソースも絡めて…。カナダ🇨🇦留学1年目は正直美味しいと思えなかったターキーディナー、年を重ねるごとに、「そろそろ、サンクスギビングか。ターキー楽しみだな!」と思うようになりました。

この気持ちの変化も含めて日本のお正月🎍に似ているなと感じます。お正月🎍にお節料理🍱を食べないとなぜかしまった気がしない。

ラーメン🍜やお寿司🍣、焼肉🥩みたいに好きな食べ物ランキングにはあがらないけれど、お節料理🍱を食べないとなんとなく年が明けた気がしない。ターキーディナーもそんな存在だと思っています。

これだけ、ターキーディナーを絶賛しておいて、日本では食べられるところが少ないです。在日外国人たちはどうしているんでしょうか?

どこか食べられるところはないか調べたところ、昨年2023年は関東圏にある「ハードロックカフェ」でターキーディナーを11月の期間限定で販売されていました。今年ももしかしたら販売するかもしれません。気になる方はぜひ!


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